『ダイトー図鑑』完成記念プチコラム　そう、僕らは……ただ焼き印を押したかっただけ。：大学生の“リアル”“オモシロ”“ステキ”をコレクション

『ダイトー図鑑』は、大東文化大学にまつわるコネタが全16ページにわたって散りばめられた、高校生に向けたフリーペーパー。

全国でも珍しい「書道学科」の学生が西野カナの歌詞を超美文字で書いたり、ナゾの“大学非公式”アイドルが登場したり、教室に突然クジャクが乱入したり……。そんな、在学生しか知らないオモシロネタが満載。

高校生のみならず大学生にも読んでほしい、というか無理やりにでも読ませたい1冊に仕上がりました。

そんなこんなで完成した、学生図鑑の最新フリーペーパーがコレ！

中身はコチラで閲覧できます。→　『ダイトー図鑑』

ところで、表紙に「大東」という文字が押された食べ物が並んでいますよね。中のページでも、いろいろな食べ物に焼き印を押しまくる学生の姿が紹介されています。この焼き印ができるまでには、編集スタッフ以外は誰も知らない、いや別に誰も知らなくてもいい、こんなストーリーがあったのです。

「大東」なのに「東」と「文」の謎？

すべてのきっかけは、「大東まんじゅう」。編集スタッフが集まった、ある日のミーティングの最中、「大学オリジナルのまんじゅうがある」という話で、学生＆大人サポーターは大いに盛り上がりました。

これが大東まんじゅう。あんこぎっしりでうまい。

「大東」まんじゅうなのに、「大」と「東」ではなく「東」と「文」。

その微妙すぎる違いがどうしても納得できなかった編集部は、さっそく包装紙に書かれた製造元の和菓子店に連絡。すると確かに大東まんじゅうはつくっているとのこと！　しかし、突然の電話につき、それ以上は踏み込めず。

話し合った結果、ひとつの結論に達しました。それは……

“正しい「大東」まんじゅう”をつくろう！（もちろん勝手に）

「大」と「東」の文字データを送信し、オリジナルの焼き印を発注。あとはプレーンなおまんじゅうにジュッと押せば、リアル「大東まんじゅう」のできあがり！　本当なら、それでめでたしめでたしのはずが、話には、まだ続きがありました。

届いた焼き印がコレ。意外と本格的！

押せばなんでも“大東○○”になるという気づき

そこそこ高価なアイテムを注文したことによる、無駄な高揚感に包まれた面々。

ミーティングは、次第に熱を帯びてきました。さらにブレスト（という名の雑談）を重ね、ふと気づいたのです。焼き印を手に入れたということは、まんじゅう以外のものに押せば、すべて「大東」オリジナルになるということに……。

そして後日、オリジナル焼き印が届き、実際にいろいろな食べ物に押してみました。

撮影に使った食べ物は、スタッフがおいしくいただきました♥

やってみると意外と難しいもの……。それでもあきらめずにチャレンジを続け、徐々に焼き印を使いこなせるようになっていく編集部。「ガスバーナーで5分焼いて1秒以内に押す」「平ら、もしくはスポンジのような食材にやんわり押す」というテクニックを身につけるまでに至りました。

ついに成功！「大東ランチパック」が誕生

日常生活にはまったく役に立たないスキルをマスターした編集部は、思いつくまま押しまくりました。「大東京ばなな」に「大東マカロン」、「大東どらやき」「大東おにぎり」「大東バーガー」……。

調子に乗って押しまくった食べ物は、20個以上！

そうこうしているうちに、『ダイトー図鑑』の制作も無事終了。編集部がもっとも力を注いだと言っても過言でないオリジナルフードが、見事表紙を飾ったというわけ。

……で、結局、大東まんじゅうの文字はどうして「東」と「文」なんでしたっけ？？