「てぃーぼー」って、そもそも、なに?

「てぃーぼー」は帝京大学八王子キャンパス公式マスコットキャラクター。学生広報スタッフの発案から公募を行い、厳正な審査の結果、2013年1月18日に誕生しました。帝京大学の「T」と坊やの「坊」が名前の由来で、「ぼー」には学生の情熱を表す「炎」が燃える音ともかけているそう。学内イベントやオープンキャンパスに登場し、帝京大生はもとより高校生にもとにかく大人気とのウワサなのです。

■ 公式プロフィール
誕生日:1月18日
身長:小さい時は38cm、大きい時は170cm 
体重:秘密
性別:性別を超えた存在
性格:チャレンジ精神が旺盛で何事にも一生懸命で、人を楽しませることが大好き。頭でっかちのせいか走ると転ぶこともあるが、どんくさいわりにスポーツが大得意
口ぐせ:語尾に「ボーッ」をつける
特技:なにかに夢中になっている人を応援すること、人を楽しませること
好きなスポーツ:チアリーディング、駅伝、ラグビーなど
好きな食べ物:びわ、八王子ラーメン、カレー
苦手なもの:炎を消してしまう水や風

ちなみに、八王子キャンパスの日々の出来事などをいつもつぶやいています。
Twitter:https://twitter.com/Teikyo_tibo
Facebookページ:http://www.facebook.com/Teikyotibo

ところで、てぃーぼーってホントに人気者なの?

と、ここまでは大学広報担当者からの情報。「人気がある」って言っても、広報的なイメージ戦略じゃないの〜? と疑問をもった人もいるはず。そこで、学生でにぎわうキャンパスをウロウロしてもらい、本当にてぃーぼーが人気者なのかどうかをリサーチ。すると……。

キャンパス内をひたすらウロウロ。

ケータイのカメラを向けられるてぃーぼー。

AKBばりに握手を求められるてぃーぼー。

女子大生に抱きつかれるてぃーぼー。

次々に学生たちがてぃーぼーにカメラを向け、握手を求め、さらにはハグまで……! 人気はホンモノでした。てぃーぼー、疑ってごめん。

ということで、てぃーぼー☆チャレンジ、スタート!

ちなみに、てぃーぼーはチャレンジ精神が旺盛でスポーツが得意。そこで、クラブ・サークルの協力のもと、いろいろな種目にチャレンジしてもらうことに! でも、ちょっとその前に。てぃーぼーってそもそもちゃんと動けるの? ということで、ボディの可動域(と、ついでに表現力)を確認してみました。

(左から)両手両足を広げると、これが限界。/逆に閉じるのはこれくらいできます。/頭はおよそ45度まで曲がる模様。/片足立ちは余裕でできるっぽい。

(左から)両手を上げて嬉しさを表現。/相手を指差して怒ってるふうのポーズ。/うつむくだけでどこか哀愁が漂う……。/片足立ちで楽しげに。っていうか、上の写真と一緒?

■ 検証結果
頭と手足の可動域が狭く、頭でっかち&手足が短いので、バランスを崩すと顔面から転倒しちゃいそう。総合して考えると、スポーツはちょっと厳しいのではないだろうか……。とはいえ、さすがは公式キャラ。喜怒哀楽の表現はバッチリで、チャレンジ後のリアクションには期待がもてそうです。

チャレンジその1 「バレーボールでレシーブ」

ということで、さっそくチャレンジ1回戦。バレーボールのコートに表れたてぃーぼー、転んだりしたらアレなので、おねえさん(学生広報スタッフ)に手を引かれての登場です。そんなんで、本当にチャレンジできるのか……? ともかく、女子バレーボール部に協力してもらい、サーブレシーブに挑戦!

1球目は頭にボール直撃! これは痛い……。

2球目は目測を誤り、空振り。

何度か挑戦するも、なかなかうまくボールを受けられないてぃーぼー。頭に当てて女子部員を笑わせたり、思いっきり空振りしたりをしばらく続け、そろそろ限界かと思ったその時!

片手レシーブに成功! サーブを受けること数十球、なんとかレシーブができました(偶然?)。どうやら、てぃーぼーは飛んでくるボールに合わせて顔(目)を動かすことは苦手なよう。とはいえ、レシーブができるならブロックもいけるのでは、と試してみると……。

相当な高さのハイジャンプを披露! かなりの高さを飛んでいますが、腕が上がっていません。ブロックはちょっと無理でした。ということで、最初からハードなチャレンジとなった1回戦、チャレンジクリアかどうかを女子バレーボール部員に判定してもらいます。

佐々木さん

暑い中、よく頑張っていたので、成功ということにしましょう。てぃーぼー、おつかれさま!

■ 女子バレーボール部
関東学生リーグ3部(13部中)に所属する女子バレーボール部は、春季リーグ戦、東日本インカレ、秋季リーグ戦、全日本インカレなど1年を通じて大会に参加。上位入賞をめざして週4日の猛練習に励んでいる。

チャレンジその2 「ラクロスでシュート」

戦いの舞台は体育館から第一グラウンドへ。続いての挑戦はラクロス、今回はシュートにチャレンジします。登場すると同時にいじられるという人気っぷりを披露するも、「これでラクロスできるの?」と怪しまれるてぃーぼー。そりゃ、そうですよね……。ということで、ラクロス部員から指導を受けて、さっそくチャレンジ開始!

「ビュン!」と華麗にシュートを決めるてぃーぼー。

なんと、一同ビックリの一発成功! エンジンがかかってきたのか、調子にのって何度もシュートを放ち、ラケットを使って上へ下へとボールを自在に操ります。どうやらてぃーぼー、レシーブなど守りは苦手だけど、攻めは得意な様子。

女子ラクロス部員の疑いを見事に晴らし、実力を見せつけたところで、記念撮影。ところで、判定は?

櫻井さん

いろいろな技を繰り出してビックリ! てぃーぼー、ぜひ女子ラクロス部に入部して!

■ ラクロス部
男子、女子ともに関東学生リーグ2部昇格をめざして練習に励むラクロス部。練習は平日、土日ともに早朝(平日7:30頃〜)から授業までの時間に集中して行っている。先輩・後輩関係なく和気あいあいとした雰囲気。

チャレンジその3 「書道で『帝京』と書く」

3回戦は書道。これまでのスポーツとは、一味違ったチャレンジになりそうです。その内容は、「帝京」の二文字を、読めるレベルで書いてみるというもの。まずは、書道部顧問でもある文学部日本文化学科の福井淳哉准教授にお手本を書いてもらいます。

さすが……。ハードルがグッと上がるこのお手本を見ながら、チャレンジスタート! でも、てぃーぼーだけではちょっとさびしいので、両脇で書道部員にも一緒に書いてもらいました。

墨がはいったバケツをもつことができないてぃーぼー、部員さんに手伝ってもらっています。助けてもらわないと何もできない感じがなんとも愛らしい……。正座している姿は、ちょっと頭が大きい雪だるまのよう。マスコットとしては完璧です。

初めて筆を握ったにしては、意外にスラスラと書き上げたてぃーぼー、完成した書がこちら。

左がてぃーぼーの書、右がお手本。

一緒に書いてくれたふたりの部員の作品と並べるとこんな感じ。

お手本と比較すると見劣りするのは当然ながら、意外としっかり書けているのでは……? でも、半紙が持ち上げられていないぞ、てぃーぼー。ということで、3連勝がかかった今回のチャレンジ。書道部員の判定はやや厳しく……。

石坂さん

「京」は上手くかけているけど「帝」がイマイチ。ということで判定は△です。

■ 書道部
全国展で上位入賞の実績(全日本高校・大学書道展 2014年団体賞6位、2013年団体賞9位!)を誇る書道部は、大半の部員が書道を始めたのは大学から。全国ベスト3をめざして腕を磨いている。

チャレンジその4 「テニスでサーブを打ち返す」

書道での失敗を取り戻すべく、気を取り直して4回戦。大学公認サークル「Grass Step」の協力で、テニスに挑戦します。今回のチャレンジは、バレーボール同様、苦手とするサーブレシーブ。果たしてバレーボールよりさらに小さいテニスボールを打ち返すことはできるのか?

「スカッ!」見事な空振り、これは難しそう。

顔が異常に曲がっているてぃーぼー。

パートナーもあきらめの表情を見せ始める。

もはや、てぃーぼーも戦意喪失か……?

やけくそで、難易度の高いスマッシュに挑戦するも、失敗。

何度も何度もトライするも、なかなかラケットに当てることができません。予想はしていたけど、やっぱり無理なのか……。さすがに今回は失敗かと思われた、その時!

ついにボールに当てた! いや、当てたんじゃなくて、当たっちゃった!? しかもバックハンド、ここまでで一番厳しいチャレンジでしたが、奇跡の成功。これは嬉しい!

サークルメンバーとも喜びのハイタッチ(低いけど)を交わすてぃーぼー、判定はもちろん……。

小野寺くん

最高のバックハンドでした。次は「エアK」ならぬ「エアT」を見せてくれ!

■ Grass Step(テニスサークル)
100名ほどの会員を擁する通称「グラステ」は、帝京大学内でも1、2を争う大所帯テニスサークル。「全員でテニスを楽しむ」をモットーに年に1度の「帝京カップ」優勝をめざして日々練習中。

チャレンジその5 「チアリーディングでフォーメーション」

長い挑戦の道のりも、とうとう最終ステージに到達。「なにかに夢中になっている人を応援すること」を特技とするてぃーぼーなら、避けては通れないチアリーディングに挑戦! 協力してくれたのは、全国屈指の名門、帝京大学チアリーディング部。まずは円陣を組んで気合いを入れます。

さて、体重もそれなりにありそうなてぃーぼー(公式データでは「秘密」とされています)、いったい何ができるのか。単純にポーズを決めるのなら、てぃーぼーの得意とするところ。これまでオープンキャンパスで磨いてきた決めポーズがここで役立つのか!? そんな話を部員と相談すると「とりあえず上に乗ってみますか?」。いやいや、それは難しいんじゃないの〜?

と、言う間もなく……

ものすごい速さで……

あれよあれよと言う間に……

ドーン!

もひとつ、ドーン!!

部員の皆さんの手際の良さで、あっという間に2つのフォーメーションが成功! しかもかなり高い!! 部員のみんなの技術もさることながら、てぃーぼーのバランス感覚、どうなってるの? ということで、最後の判定をお願いします!

田辺さん

てぃーぼーにも楽しんでもらえたようでよかったです。チアリーディングの精神を伝えられたかな?

■ チアリーディング部
全国でも屈指の実績を誇るチアリーディング部「BUFFALOS」。ラグビー部、駅伝競走部などの応援活動はもちろん、チアリーディング全国大会日本一をめざして日夜練習に励む。厳しい練習の中でも崩さぬさわやかな笑顔が自慢。

ちなみに、てぃーぼーのキャラクターデザインを担当した吉田彩子さんはチアリーディング部に所属。せっかくなので記念撮影。

この出会いの嬉しさを、ホントは吉田さんと同じように足を上げて表現したかったてぃーぼー。しかし足はまったく上がらないので、ポンポンを思いっきり振って喜びを表現。ちなみに、吉田さんにてぃーぼーの制作について聞いてみると……

吉田さん

チアリーディング部のチームカラーである赤を使って情熱を表現しました。帝京大生が熱い気持ちで学生ライフを送ってほしいという想いが形になってよかったです!

とのこと。かくして、てぃーぼーの長い一日が終わりました。

てぃーぼーの挑戦は、まだまだ続く!?

5つのチャレンジをほぼクリアし「チャレンジ精神が旺盛で何事にも一生懸命」「どんくさいわりにスポーツが大得意」など、そのプロフィールには一切の偽りがないことを見事に証明。もし次回があるなら、スキューバダイビングとか、スキージャンプとか、さらに難易度の高い競技にもぜひ挑戦してほしい! その日のために、限界を打ち破って、がんばれてぃーぼー!

これが、てぃーぼーの限界だ!
・頭が重くボールを目で追うのが苦手。ただしボールを持つと多彩な攻撃が可能。
・手先はかなり器用。バランス感覚、ジャンプ力など基礎的な運動能力は高いが、移動が入ると一気にパフォーマンスが落ちる。
・基本的にひとりではなにもできず、みんなに生かされるタイプ。場を盛り上げる存在としては抜群の能力を発揮。

おまけ

一日溜まった疲れは、チアリーディング部のみなさんと一緒に、ストレッチでクールダウン。てぃーぼー、お疲れさまでした!

学生チューターが制作した「てぃーぼー☆チャレンジ!」当日の動画はコチラから。