授業も最後の方に近づいて、研修もいよいよ終盤に。
今日はちょっと頑張って朝の3:30に起きて、4時からセンターで勉強していました。
24H営業でないのに、なぜこんな早くから空いているのか。
というのは、実は今日は大学で、新1年生のための言語ガイダンスが行われたのです。アラビヤ語は、教授が一緒にヨルダンにいるため、日本時間にあわせてSkypeで作業を行った結果、早朝になりました! (私も一瞬だけ出てみたり。笑)
今年からカリキュラムが変わったため、どうなるかはわかりませんが、1年生がいっぱい履修してくれるといいなー。
本当にアラビヤ語ってすごいので!
・・というわけで、今日は「アラビヤ語のすゝめ」(慶應らしく!笑)と題しまして、
自称日本一整っているSFCのアラビヤ語のすごさをいくつかご紹介します。
1:世界の3分の1と話せる!
一口にアラビヤ語と行っても、現地で話されている言葉は(モロッコ方言、エジプト方言など)異なります。しかし、どの国にいてもイスラム教徒たちが共通で話せる言葉の種類があります。それは、コーランに書いてある種類。コーランは出来た時から言葉を変え、翻訳して使うことを禁じています。
そのため、普段使いはしませんが、この「フスハー」と呼ばれる言葉を操れれば、アラブ圏の人々と交流出来るのです!
イスラム圏は子だくさんがよいとされ、現在でも5人兄弟以上とかザラですし、東南アジアを始め人口爆発も起こっています。統計によっては、境野3分の1になるだろうともいわれており、今後成長が期待出来ます。
2:神とも話せる!
先ほど、コーランは言葉を変えることを禁じていると書きました。ということは、ムハンマドに下った啓示が当時のまま何も変わらず、直接そのままの形で引き継がれているということです。
すなわち、現在でも神の意志がそこで見えるということ。
これを、教授は「神との対話」と呼び、私たちの代の言語ガイダンスで新入生に多大なインパクトを与えました。
3:稼げる
「ハラール市場」ってご存知でしょうか? 「ハラール」とは、アラビヤ語で「許されたもの」という意味。イスラム教徒は豚やアルコールを禁止されており、お酢などそれら由来のものもNGです。それに配慮したものを認証する「ハラール認証」などが、東南アジアなどで盛んに行われています。
さて日本では、去年からいきなり、東南アジアのムスリムの観光客が増加して、現在そのハラール対応に追われています。例えば、空港に礼拝スペースを設けたり、ハラールラーメンを提供するラーメン博物館などが有名ですよね。今、波が来ています。
また、アラブと言ったら石油! エネルギーの需要って、ちょっとやそっとじゃなくなりません。稼げるはずです。
ちなみに、写真はマクドナルドのポテトのケースに書いてあった「ハラール」を示すもの。
4:実践の場がある
SFCには、モロッコ編でお伝えしたASP(アラブ人学生歓迎プログラム)や、今私が参加している現地研修など、大学で学ぶだけじゃなくて実践する場があります。ここ、かなり重要です!
正直なところ、私はアラビヤ語をクラス内で出来る方ではありません。劣等生甚だしいです。単語覚えるの苦手だし、全然話せないし、秋学期に入って忙しくてやる気も落ちていたし。
しかし、ASPに参加してアラブ人と関わってモチベーションを上げたり、アラブに興味を持って「行きたい」ってより強く思うようになったり、今回の研修で会話を実践することで少しずつですが話せるようになったり、抵抗感が全くなくなったり。また、アラビヤ語の教授はアラブ・イスラム圏研究のゼミを持っているので、興味を持ったらそのまま研究にも活かせます。
学ぶだけではなく、活かす場があるって本当にすばらしい環境だと自負しています。
どうでしょうか? すごいでしょう!
もし興味がある方がいらっしゃったら、「SFC 奥田敦研究会」で検索してみてください☆
SFCってそんなに国際的なイメージってないと思っていたのですが、第二外国語が盛んだという側面も大きくあります。しかし、もし言語に興味がある方だったら、外語大とか目指しますよね。
SFCは、外語大には劣るだろうけども、言語だけではなくてその国の社会など、話者地域全体を研究対象と出来ます。その点ではこちらの方が上だと思います。
外国語やりたい方がいたら、ぜひSFCも調べてみたらきっと面白いかなぁと自負(笑)
【支出は1ヨルダンディナール143円で換算】