文/中野真紀夫
11月24日(土)13時から東京都八王子市にある工学院大学附属高等学校にて図CAMPを実施してきました!前回の22日(木)文系編に引き続き、2回目の今回は理系編。
前回の様子は>>>コチラ
(1)「偏光板と石の秘密」
(2)「DNAを見てみよう!」
(1)偏光板と石の秘密
(写真は、偏光板に薄く削った岩石を挟み込み、光を透かしている様子)
担当してくれたのは、東京工業大学のサークル団体「サイテク」。
彼らは普段から、科学の楽しさを多くの人とわかち合うことを目的に、小学校や地域施設で科学実験・工作教室を企画しています。
私は彼らの活動をホームページで見つけ「ぜひ高校生にもこの活動を伝えてほしい」とお願いし、今回の実施にいたりました。
普段から企画に慣れている彼らは、高校生にもとても親しみやすい発表をしてくれました!司会者も慣れたもんで、教授みたいだが、大学生だよ。大学生9名も参加してくれたおかげで、和気あいあいとした雰囲気の中で実施でき「大学生を身近に感じるって高校生にとってもいい機会」だと実感できた会でした。
理系を学ぶ楽しさは理系で学んでいる大学生に聞くとリアルに実感できるでしょう!
(2)「DNAを見てみよう!」
担当してくれたのは、東京薬科大学の相馬君。
彼も大学のゲノムサイエンス研究部に所属し、普段からゲノムの研究活動を行っています。
私が彼に最初にあった時の第一印象は「本当に実験やっているの?」と思うような・・・、長髪で茶髪でチャライ感じ。
しかし彼は、実験が好きで、高校でも科学部に所属し、その研究発表で大学も合格という経歴。彼のギャップには、惹かれました。
今では、お薦めのワークショップです。
今回も彼の独特のテンポの中で、最後は「指を伸ばす」という締めくくり。
私も一緒になって「指よ伸びろ」と言ってしまいました・・・、詳細は彼のワークショップを受けるとよいでしょう。
今回の理系編も参加した高校生の感想を一部抜粋。
■ 理系の大学のことがよくわかった。話を聞いて理系のメリット、デメリットを知ることができた。(高1/女子)
■ いろいろなことを話してもらえてよかった。DNAを見たことがなかったので、見れてよかった。スライドショーや指を伸ばす実験などもできておもしろかった。(高1/男子)
■ 大学のことや受験のことなどたくさんの質問に答えてもらえたので、とてもよかったです。偏光板や岩石の話もとてもわかりやすくてよかったです。地学がこんなに面白い教科だとは思っていませんでした。(高2/男子)
■ 東工大の学生は「がり勉」なイメージがあったけれど、人柄がよくて講義がおもしろかった。「不思議」が「納得」にかわって感動した。東工大も受験の視野に入れてみようと思った。大学生と話す機会がほとんどないので貴重だった。(高1/女子)
■ 図や写真などを使って説明していただいたので、わかりやすかったです。また、実際に自分で体験しながら学習できたので、とても楽しかったです。サークルの人たちはみんな思っていたよりも明るく、にぎやかな人たちだったので、気軽に時間を過ごすことができた。今日学んだことは僕が興味のあるものも多かったので、このことを忘れないで今後のことに役立てたいです。(高1/男子)
■ 学校ではやらなかった実験ができて楽しかった。身近な物に偏光板をあてたいと思った。(高1/男子)
■ 普段大学生と会話をする機会がなかったので、よい経験ができた。大学というとそれだけで圧迫感を感じていたが、距離が縮まった気がする。(高1/男子)
まだまだ面白い学生サポーターがいるので、たくさんの場を設けたい。
※ 高校内での同様の企画にご興味のある先生は、下記よりお気軽にお問い合わせください。