※ 前に書いたコラムはこちら >> おぼろげ授業紹介 仏教学Ⅰ・Ⅱ坐禅実習

ところで「摂心会」ってなに?

正しい姿勢で坐禅をする私(でも、いきなりの間違いの発覚に、心は乱れている)。

摂心会(せっしんえ)とは、駒沢学園の恒例行事として、毎年行われている早朝坐禅会のこと。12月1日から12月8日(日曜日を除く)の毎朝7時40分から約30分間、駒沢学園女子中学・高等学校の体育館で坐禅をします。学生はもちろん、一般の方でも参加することができます。

3年生の私ですが、摂心会に参加するのは今回がはじめて。2年前の授業と同じように、体調を万全にして臨みました! そして、会場の体育館に入る前に、コートを脱ぎ捨てる私。身も心も無になるため、寒さは我慢しました(格好から入るタイプ)。

2年ぶりの坐禅。開始間もなく間違い発覚!

足の組み方や姿勢は、先生が丁寧に指導してくださったのでホッと一安心。しかし私の記憶がまさに「おぼろげ」だったことが、早くもここで判明。コラムには「右手が上」と書いていたのですが、実は左手が上だったのです。やらかしてしまった……。

当日は雨でしたが、写真を見てもわかるとおり、かなり多くの方が参加していました。聞こえる雨の音が意外にも心地よく、坐禅にも集中できます。就職活動も始まったこの時期、こんなにゆっくりした時間を過ごしたのは久しぶり。忙しい毎日を送っている方や、ゆっくり自分と向き合いたいという方は、坐禅で心を休めてみてはいかがでしょうか?

トーキョー学生図鑑代表の中野さんも参加。2人とも叩かれませんでした。

予定時刻よりも早く始めた私は、50分間ほど坐禅を組んで、摂心会を終えました(終わったあと、高速でコートを着たのは言うまでもありません)。

いよいよ「正しい坐禅の作法」を勉強しましょう

みなさんに坐禅についての正しい知識をお伝えするため、「おぼろげ授業紹介」の原稿を持っていき、先生に見てもらいました。今回、修正のアカ入れに協力いただいたのは、1年生のときの授業の担当、皆川先生です。ありがとうございました!

実際は、プリントアウトに書いてもらったのですが、あまりに修正箇所が多かったので、全編画像でご紹介したいと思います。

最後の最後に。「大根みたいなやつ」の説明などを

左右の間違いを堂々と書いているなど、間違いばかりで本当にお恥ずかしい……。コマジョのみなさん、本当に“おぼろげ”で申し訳ありませんでした(まだ謝っている)。でも、なぜか編集部の人たちからは「いっぱい間違ってて、おいしい!」と絶賛されましたが。

最後にひとつだけ、補足としてお伝えしたいことがあります。「おぼろげ授業紹介」を母に読んでもらったところ、「(コラムのイラストの)一番上の大根みたいなのは、なに?」という言葉をもらいました。これは、大根ではなく“坐禅をしている人”です。念のため。

さて、全2回のコラムで、坐禅のすばらしさがおわかりいただけましたでしょうか? みなさんも、機会があればぜひ体験してみてくださいね。

やっぱり坐禅のココがステキ!
初心者および、うろ覚えの知識しか持ってない私でも安心して参加できる。
日常を忘れて、おだやかな時間が過ごせる。
自分とゆっくり向き合える。